イスラエル音楽は、ひとつの国民的なサウンドではなく、互いに重なり合う伝統やシーンの集まりです。ヘブライ語の歌、ミズラヒ・ポップ、ロック、ヒップホップ、電子ダンス音楽、インディーは、それぞれ異なる歴史や聴衆に根ざしています。その録音作品には、ヘブライ語圏のポピュラー文化だけでなく、イスラエルで音楽をつくるさまざまな社会の音楽伝統や言語も反映されています。
ヘブライ語の歌とロックから始める
ナオミ・シェメルのような作詞作曲家は、歌手や声楽アンサンブル、軍の芸能隊のために曲を書き、現代のヘブライ語レパートリーの形成に貢献しました。イスラエル国立図書館は、彼女の楽譜、録音、書簡などの資料をナオミ・シェメル・アーカイブに保存しています。後にはアリク・アインシュタイン、シャローム・ハノフ、カヴェレットらが、エレキ楽器やロックアレンジをヘブライ語のポピュラー音楽に取り入れました。ヘブライ語の歌やイスラエル国防軍の芸能隊が、どのようにイスラエルのロックにつながったかをご覧ください。
ミズラヒ音楽の影響と音楽の交流を聴く
ミズラヒ音楽は、中東や北アフリカのユダヤ人社会に受け継がれた多様な音楽を、現代のイスラエルのポップスと融合させています。1971年に初めて開催されたミズラヒ音楽祭は、ゾハル・アルゴヴやシミ・タヴォリらの歌手に全国放送の舞台を提供しました。国立図書館の音楽祭コレクションには、録音や当時の資料が含まれています。音楽祭の時代とミズラヒ音楽が主流へ広がった道のりをご覧ください。
現代のジャンルと世界の舞台をたどる
イスラエルのヒップホップには、生演奏を伴うグループラップからソロの演者まで幅があります。電子音楽ではサイケトランスのほかにハウスやテクノがあり、インディーアーティストは海外の聴衆に向けてツアーや作品発表を行っています。ハダグ・ナハシュの公式プロフィールは、エルサレム出身のこのグループがヒップホップと地中海風のグルーヴを融合させていると紹介し、シンガーソングライターのアサフ・アヴィダンのサイトでは、国際的な音楽賞やツアーの実績が確認できます。出発点として、ハダグ・ナハシュ公式サイトとアサフ・アヴィダンのプロフィールをご覧ください。イスラエルのヒップホップ、サイケトランス、インディーのガイドもご覧いただけます。
ユーロビジョンも、国際的に注目される舞台です。イスラエルは1978年、1979年、1998年、2018年に優勝しており、公式の国別ページに大会の記録が掲載されています。優勝曲や出場曲、開催年については、ユーロビジョンにおけるイスラエルをご覧ください。